日本国内であればほぼ全ての家にあり、ほとんどの人が一つは持っていて、日常的に何度もお世話になっているもの、そう言われてあなたは何を思い浮かべるでしょうか。
その答えの一つが、当記事の主役である鍵です。
その歴史は意外にも長く、最古のものとされているのはエジプト錠で、使われていた時代は紀元前2000年頃まで遡ります。
なぜ昔から利用され続け重要視されるかというと、その性質と役割により、人間の生活になくてはならないものとなったからです。
なによりもまず防犯対策にもってこいです。
家や金庫、自転車やスーツケースなど、使用例を挙げ出せばキリがありません。
盗まれて困る物や困る物が入っている場所を、盗もう害そうと思っている第三者から護っているのです。
もちろん家の場合は物取りへの警戒の意味の他に、住人の身の安全確保にも役立ちます。
ストーカーや押し入り強盗への対策の一つに自宅の施錠を徹底することは大前提でしょう。
また自動車やバイクなど乗り物の場合は、エンジンの始動にも必要です。
このようにいろいろな場面で毎日活躍し、必要とされる場所が多種多様なために、現在までに様々な形状のものが生まれ、日々進化してます。
鍵を錠穴に差して回し開け閉めするもの、金庫でおなじみのシリンダータイプもまだまだ現役ですが、最近では鍵を差さずとも車のロックをコントロールできるキーレスエントリーやスマートシステムが導入される自動車が増えました。
個人特有の指紋・虹彩・静脈などの生態情報を利用しようという挑戦も進んでいるのです。
また鍵に防犯以外の意味合いを感じる人も多くいます。
古くは宗教上の重要な役割を担い富と権力のシンボルとされ、現在では恋人たちが永遠の愛を願うジンクスの一つとして南京錠が利用されるようになりました。
また合鍵の受け渡しが恋人間の一つの通過点で二人の心の距離を測る契機と見なされることもあるでしょう。
このように人間にとってはただの犯罪対策の道具ではなく、これからも長く必要とされるのです。